- watanabetomato
大玉トマトの誘引作業
おはようございます!お久しぶりに今回は管理作業の記事をアップです。
毎日収穫の記事しかアップしていませんでしたが、収穫後はあっついハウスの中で毎日管理作業を頑張っています!良いトマトを獲るには、こまめな管理作業が必要です。
本日は大玉トマトの誘引作業です。
誘引作業の目的は大きく3つ。
【1】高温障害の防止
トマト達は大きくなってくると背も伸びて、ビニールハウスにくっついてしまうトマトもいます。
気温はうえに行けば行くほど高くなるので、花がある成長点が高温にさらされると、高温障害が発生しています可能性があります。
【2】日焼けの防止
日中のビニールハウスのビニールは、太陽に照らされて熱々です。トマトの頭がビニールハウスにくっついてしまうことで、トマトが焼けてしまうと、成長が止まりそれ以上トマトができなくなってしまいます(+_+)
【3】中折れの防止
1本の紐だけで身体全体を支えられているトマトたちは、背が伸びると紐だけでは支えきれなくなり、おじぎをした状態に折れてしまいます。これが「中折れ」という状態です。
この中折れが起きると、茎が折れ曲がって傷ついてしまうため、その傷口から病気になったり、水分を吸い上げることができずに枯れてしまったりします。

背がぐーーんと伸びて屋根ビニールにくっつきそうなトマトさん。このままでは構音障害・焼け・中折れが発生してしまいます(T_T)
そこで「誘引」作業をすると・・・・・・

茎を根元から右側にぐっと倒し、収獲が終わった1段目あたりを寝かせるようにします。
そうすることで頭の位置がぐっと下がり、高温・焼け・中折れを防ぐことができますヽ(^。^)ノ
この誘引作業、左腕がムキムキマッチョになります!( ´艸`)
何個も大きな実をつけたトマトは、見た目よりも重いんです!そのトマトを左手で持ち、釣っている紐を延ばしてゆーーーーーっくり下げてあげます。この下げる動きを慎重にやらないと、トマトの茎がボキッ!!!!
と嫌な音を立てて折れてしまいます\(◎o◎)/!
トマトの茎が何度も折れると、だんだんと私の心も折れそうに・・・・(ノД`)・゜・。
お師匠さま曰く、「誘引作業はアリさんの仕事なんだよ。一生懸命真面目にやってもなかなか進まない。どんなに長く農業やっている人でも、嫌になってしまうことがある。この誘引作業ができれば、他の作業は何でもできるはずっ!!(''ω'')ノ」
お師匠さまがこんなに言うほどなので、やはり誘引作業はかなりの強者みたい(;^ω^)
前半の大玉トマト9棟すべての誘引作業をやると思うと少しクラっとしますが・・・美味しいトマトをたっくさんつけてもらうために、がんばりますっ!!!